岐阜県高山市・飛騨市・白川村

岐阜新聞Web

震災被災者に89戸を提供 飛騨地域の2市1村

2011年03月17日00:11

 東日本大震災を受けて高山市飛騨市、大野郡白川村は16日、被災者の避難先として公営住宅など89戸を提供する、と発表した。

 飛騨地域2市1村の公営住宅や教職員住宅、空き家などで、1年程度を無料で提供する。住民などから寄付を募って生活必要物資を配布するほか、生活資金として20万円を無利子・無担保で貸し付ける。就学支援や移住支援なども行う。問い合わせは高山市電話0577(35)3524、飛騨市電話0577(73)7461、白川村電話05769(6)1311。

◆県内25市町で221戸提供可能

 公営住宅をもつ県内37市町のうち、16日時点で高山市土岐市郡上市など25市町が空き部屋など計221戸に被災者を受け入れ可能と県に報告していることが分かった。

 県公共建築住宅課は「無料で受け入れる方向で検討している市町が多い」としている。県は県営住宅250戸を被災者に無料提供する計画を15日公表、16日午後3時までに被災者らから21件の問い合わせがあったという。